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このコースの主な訪問地・解説

• ① 謎多き古代文明都市 テオティワカン遺跡（世界遺産）
• 紀元前2世紀頃に建造されたといわれるピラミッド都市テオティワカンは、都市の規模から、もっとも繁栄した時期の人口メキシコは20万人以上と推察され、これだけ大きな都市は同時期の古代文明の中ではコンスタンティノープルの都市国家とテオティワカンだけとされる。一分の隙間もない石組みのピラミッドは、その技術の高さから、非常に高い数学と天文学の知識を有していたことが覗われる。
• ② 優美なマヤ古典期の古代遺跡 ウシュマル遺跡（世界遺産）
• チチェンイッツァと並んでマヤを代表する遺跡がこのウシュマル遺跡。マヤ古典期の建築物の原型とされる、複雑な幾何学模様や蛇のモチーフを多様するプーク様式が、遺跡の随所に見られる。丸みを帯びた側壁部が特徴的な神殿魔法使いのピラミッドや、マヤ古典期で最も美しい建物と言われる総督の宮殿など、マヤ初期を偲ばせる見ごたえのある建築物が数多く残る。
• ③ マヤ古典期の装飾美を今に伝える カバー遺跡
• ウシュマル遺跡から約20kmに位置するマヤ古典期の遺跡。雨の神チャックモールをモチーフにした装飾で覆われたファザードを持つ宮殿「コズ・ポープ」の装飾美が遺跡最大の見所。発掘済みの部分はごく一部で、繁栄した時期の支配者層の居住区と考えられる遺跡東部以外は、今なお歴史のロマンを駆り立たせる。
• ④ 古代マヤ文明の中心都市 チチェンイッツァ遺跡（世界遺産）
• 3～9世紀に栄えたマヤ文明の歴史の中で、ここチチェンイッツァが200年以上にわたってその中心地としての役割を果たしたと言われている。マヤ古典期の天文台カラコルや、貴重な埋蔵品も中から発見された神殿高僧の墳墓のピラミッド、新チチェンイッツァ時代に造られたエルカスティージョと呼ばれるピラミッドと、中米の古代文明の見所が集約されている。
• 『ククルカンの降臨』 昼夜の長さが同じになる春分と秋分の時期だけにチチェンイッツァ遺跡で起こる神秘の現象がククルカンの降臨。ピラミッドの北側階段の下に設えたククルカン（羽毛の蛇）の頭が、ピラミッドの階段側面に映し出されるギザギザの影と繋がって、天空から降臨する蛇に見える現象。これは天文知識と建築技術に長けた古代マヤ人が、あえて春分と秋分にこの神秘の現象が起こることを計算して、ピラミッドを設計したと考えられており、改めてその高度な文明の凄さを実感する。
• ⑤ 古代からの聖なる泉 セノーテ・イキル
• セノーテとは、マヤの言語で「聖なる泉」を意味する言葉。ユカタン半島の石灰岩地帯に見られる天然の井戸で、古代から人々の信仰を集めてきた。セノーテ・イキルは「アメリカ大陸　記憶に刻まれる風景30選」にも選ばれており、巨大な井戸のようなユニークな形をしたセノーテ・イキルは、ジャングルの巨木の根が表出し、そこを伝って雨水が泉に落ちる神秘的な姿を見ることができる。ユカタン半島に約3500あると言われるセノーテの中でも、遊泳が可能な限られたセノーテのひとつ。
• ⑥ カリブ海随一の人気を誇るビーチリゾート カンクン
• 特に北米からのビーチデスティネーションとして絶大な人気を誇るカンクン。近年では、お食事・アルコールを含む飲み物・リゾート内でのアクティビティなど、様々なサービスが全て込みの、オールインクルーシブ・プログラムを採用しているホテルが主流で、言葉通り財布要らずで解放感溢れるリゾートライフを楽しめることが魅力。